アファメーションをサクサクっと増やす方法
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始めのうちは、例文などを真似るか改変してオリジナルを作るのでも構いませんが、それだといずれは限界がきます。そこで、別のアプローチを使ってゴール達成に最適なアファメーションを作ってみましょう。
『現状では達成出来ない理由リスト』の作成
良いアファメーションの材料を探す方法としておすすめなのが、現状のままだとゴールを達成出来ない理由を可能な限り思いつくことです。例えば、ガソリンスタンドでアルバイトをしているHさんのゴールが「金融会社を設立して、世界一のシェアを達成し、収益の一部を寄付に回す」であれば、現状のままでは達成出来ない理由は以下の通りになります。
金融がそもそも何かよく分かっていない。
会社の作り方も知らない。
金融、経営などのルールや法律が知らない。
会社を作るお金がない。
経営のイロハを知らない。
世界一とは言ったものの、それが意味することをいまいち分かっていない。
世界の銀行と日本の銀行の違いをよく分かっていない。
経済のことをよく分かっていない。
日本経済がどうなっているのか知らない。
バイトが忙しくて勉強する時間がない
スマホゲームに課金していて、本を買うお金がない
こんな目標を持ったら、親が反対する。
友達やバイトの店長も反対する。
寄付の仕組みがわからない。
どこに寄付をしたら良いかが見当つかない。
・・・など、可能な限りリストアップしてみます。
現状の外にあればあるほど、このリストは長くなります。逆に、リストが短ければ、それは現状からあまり遠く離れていないといえます。『現状では達成出来ない理由リスト』が長くなるようなゴールが望ましいです。このリストが書けたら、あとは各項目への反論や改善方法などをリストアップします。例えば、1番の『金融がそもそも何かよく分かっていない。』に対してであればこのように反論します。
『金融がそもそも何かよく分かっていない。』への反論と解決策
とにかく、金融に関する情報を集める。
図書館へ行って、金融に関係がありそな本を見つけて借りる。
時間が許す限り、動画をみたり金融セミナーへ参加する。
自分で情報発信をして、アウトプットをして知識の定着を図る。
金融コミュニティなどがあれば参加して、どうしても分からなかったことはそこで質問をする
・・・など、一つの『出来ない理由』に対して少なくとも5つは反論や解決策を提案したいところです。
この解決策が、アファメーションのネタとなります。では、これらの解決策をベースに、アファメーションを組み立ててみましょう。
アファメーションの作成手本
アファメーションのルールに則り、例文を参考にしつつ、数ある解決策を自然な流れで繋げて、アファメーションが作ってみます。
『私は、金融に関する情報のプロフェショナルで常日頃から最新の情報を脳が無意識にインプットしている。必要とあらば、セミナー、動画、図書館などを活用し、脳の注意機能が自動的に必要な情報を見つける。圧倒的な知識量でこの分野のリーダーたちが私を信頼しており、常に進化し続けている自分に対して実感があり、それが非常に心地がよく誇らしい。』
このようなものが出来ました。読むと、簡単そうに見えますが実際に作ってみると慣れないうちは一人で作るのが難しいかもしれません。そんな方のためのアファメーションがこちらです。
『私は、次から次へと本質を突いた完璧なアファメーションを作り続けている。作っていない時も脳はクリエイティブにその準備を進めており、いざ新しく書くときには勝手に手が動いて最大限の効果を発揮するアファメーションが生まれる。しっくりくるアファメーションばかり書くので非常に楽しく、毎日が新しい発見である。新しく作るのがいつも待ち遠しく、日々朝から晩までワクワクしている。』
是非ともお役に立てていただけたらと思います。
まとめ:アファメーションを作るには、まずは出来ない理由を可能な限り洗い出す。それから、出来ない理由を潰すため解決策をたくさん挙げ、それらを元にアファメーションを作る。できたアファメーションは、毎日朝と寝る前に唱えてイメージすること。
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