セルフトークトーク、自動思考、バックグラウンド
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セルフトークトーク
セルフトークとは、短いアファメーションのようなものです。
例としてあげると
未来記憶編
これこそ自分にふさわしい
この決定は私らしい
この行動は自分がして当然だ
やはり俺は最高だ
やはり私は天才だ
このライフスタイルは自分にふさわしい
一歩歩くごとに世界が平和へと近づいているのは俺のおかげだ
現状への違和感編
こんなのは自分らしくない
こんな服は私にはふさわしくない
こんな仕事は自分にはふさわしくない
居酒屋で愚痴をこぼしているなんで自分らしくない
ネットゲームなどに時間を使われているなんて俺らしくない
こんな狭い部屋で日々過ごしているなんて自分にはふさわしくない
たった一つのアンチコメントでくよくよするなんて自分らしくない
決まった時間にアラームで起こされるライフスタイルなんて自分にはふさわしくない
こういった自分に対する断定を事あるごとに行うことをセルフトークと言います。セルフトークを見直してみると、意外とネガティブなことを口癖のように言っていたり、人を傷つけるようなことを言っていたりします。それらを減らし、ゴール達成に近づくセルフトークを常に心掛けることが重要です。
まとめ:セルフトークは、ゴール側の自分から見て今の自分の行動がふさわしいか、ふさわしくないかを教えてくれる。日々の決断は常にゴール達成へと近づくものにしよう。
自動思考とバックグラウンド
では、臨場感の高め方に関する解説で、どこまで進んだか下線部を引いて見てみましょう。
「臨場感を高めるには、はじめにゴールを設定し、脳の情報フィルターの切り替えるを脳に任せる。その次に、ゴール達成に関連するアファメーションを設定し、それに併せてセルフトークも見直し、自動思考の切り替えをバックグラウンドで進める。アファメーションを通じてエフィカシー、コンフォートゾーン、セルフイメージを高く大きく広げ、未来記憶に対する臨場感を高めつつ並行して現状に対する違和感を最大限に高めること。」
半分近くまで来ました。
次に解説をするのは自動思考とバックグラウンドに関してです。
自動思考
自動思考とは、ほぼ直感的に行われる反射的な思考の事で、物事をネガティブに捉えるかポジティブに捉えるかとなどと関わって来ます。
好きな人に勇気を振り絞ってメールで告白したとします。そこでもし返事が来なかったらどう思いますか?
ネガティブな自動思考
嫌われたんだ、もうおしまいだ・・・
もう彼氏がいたのかな?失敗だ・・・
ポジティブな自動思考
照れてしまったんだな!可愛いなぁ。
寝ちゃったのかな?明日会ったときにハグしてあげようと。
極端な例ですが、分かりやすいかと思います。この自動思考は訓練によって変えられることが認められており、実際に関係する脳の部位の体積が自動思考の訓練を通じて変化が現れることも分かっています。セルフトークやアファメーションも同じ原理で自動思考の切り替えを進めるので、早ければ1ヶ月で脳に変化が現れます。
バックグラウンド
バックグラウンドとは、意識してコントロール出来ない精神的なエリアのことを言います。つまり無意識世界のことです。無意識の世界で分かりやすいのが、寝ている時などです。寝ている間に脳はその日の情報をまとめて記憶に定着させます。これが夢という形で現れることがあります。コーチングでは、無意識に行われる大量の作業をフル活用し、臨場感世界に適応できる脳へと変えていきます。
まとめ:自動思考は「直感」や「反射」とも関係している。これをビルゲイツの直感や反射と同じレベルにすることで日々の意思決定や行動選択が現状を変えるものへと発展する。
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