ゴール設定その3〜その6

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その3 ゴールは現状の延長線上に無いところに設定する

 つまり、「コンビニバイトが、コンビニの店長になる」のは現状の延長線上にあるので脳は省エネモードを維持したままになります。コンビニバイトがコンビニの店長になるとしたら、コツコツと真面目に働いてきて自然な流れでいつのまにか店長になるかも知れません。しかしそれは現状を大きく変えるためのゴールとは言えません。価値観を180度変えるような大きな出来事を期待している場合、別のゴールを目指した方が良いと言えます。ただし、ノーマルや現状の維持がゴールなのであれば問題ありません。

その4 ゴールは「理想の現状」では無いこと

 つまり『今住んでいる自分の家が常に片付いている』 『バイト先の子と恋人になる』ではそれは現状の理想化であって、脳は省エネモードを維持したままになります。とは言え、現状をより良いものに変えたいのであればそれは後に解説するアファメーションやセルフトークを使って改善していきましょう。

その5 ゴールは達成方法が全く見えないものであること

 つまり『今年の夏までに15キロ痩せる』というのはよく無いということです。なぜなら、「①スケジュールの逆算が出来る ②毎日どの程度作業すればいいか見える ③大まかな達成方法が見えている」ので、現状の延長線上にあるために脳は省エネモードのままとなってしまいます。現状の延長線上にあるゴールは、大きな力を生まないため、高いモチベーションを維持するのが難しくなってしまいます。

 初めのうちはやる気に満ち溢れていても、ちょっと目標に近づいたり目処が立ってしまうと途端にモチベーションが下がります。では、減量中のボクサーや役作りのために肉体改造をしている俳優はなぜモチベーションを下げることなく最後まで続けられるのでしょうか?

 それは、減量や肉体改造はあくまでも途中経過であるためです。ゴールはもっとはるか先にあるので、痩せて当然、あるいは筋肉が増えて当然なだけです。

 ボクサーの場合「ベストコンディションで試合にのぞみ、世界王者になっている」という臨場感があります。痩せることが目的なのではなく、世界王者になることが目的なので、「なかなか俺はダイエットを頑張っているぞ!だいぶ目標に近づいたなぁ。」という思考を持っていません。

 俳優の場合、「【アベンジャーズの仲間たちと共に世界を守る】という映画を通じて多くの子供達に喜びと希望を与える」ことが目標なので、ヒーローに見合うだけの肉体を持ってようやくスタートラインに立っただけです。「俺は真面目に筋トレ頑張ってるなぁ、だいぶ目標に近づいたよ」とはトレーニング中一切思っていません。

 ボクサーも俳優も、『ええい、こんなもんじゃだめだ。目標はまだまだ先なんだぞ、じれったい!1秒でも早く、何度でも限界をぶち破ってやるぞ!』と無意識に理解しています。

まとめ:途方も無いゴールであっても、達成方法はいずれは見つかる。進みながら不思議と達成方法が見つかる現象のことを「invent on the way」と呼ぶ。

その6 ゴールは常に高いところへと更新し続けること

 つまり「平社員の自分が起業して、日本一の医療機器メーカーになる」と設定した場合、「invent on the way」の原理により1〜2年ほどでおおよその目処、資金力、人脈が手に入ります。こうなってくるとあとは流れ作業となってしまい、一気に脳が省エネモードとなってしまいます。これではまずいので、さらに現状の外にゴールを設定する必要があります。

 (実際にゴールを達成したかどうかは関係なく)今までは医療機器メーカーを目指していたので全く違う分野に進出するか、規模をより大きくするか、ゴールを新しく追加することを考えたほうが良いです。

 例えば、『世界一のシェアを誇る医療機器メーカーになる』『世界有数のハンバーガーチェーン店を展開する』『アジア全域で、女性が文化に縛られることなく自分らしい仕事で生きがいを見つけられるようにする』『世界中の宗教対立からくる紛争を解決する』など、「ぶっ飛び」度合いと「現状の外」度合いを高めることが重要となります。つまり、定期的にゴールを高く変える必要があるということになります。

 何が正解かはその時にならなければ分かりません。とにかく、自分がワクワクできる次のゴールは何かを見つけることが重要となります。

 もう一つ、ゴールに柔軟性を持たせた方が良い理由があります。それは、want toだったゴールがhave to化してしまった場合です。はじめは楽しく打ち込んで作業していたことも、時が経てばゴールに近づき、want toに感じていた作業がいつのまにかただのノルマをこなしているだけの状態になることがあります。

 こうなってしまうと、それはただのhave toであると言うことになります。have toの場合、人は無責任になるかパフォーマンスが一気に下がります。一日で終わる作業が1ヶ月もかかることもあります。そうなってしまった場合は、さっさとゴールを切り替えてより大きく、よりワクワクできるものを突き進んでください。

まとめ:もしモチベーションが下がってきた場合、ゴール設定のルールに違反している可能性が高い。あるいは、invent on the way が上手くいったがためにいつの間にかhave to化したか、ルール違反になっていたか。

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