ゴール設定その9〜10

March 16, 2018

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その9 ゴール達成能力があるかないか、出来るか出来ないかは一切関係ない

 

 全ての生物には、コンフォートゾーンと呼ばれる心地よいエリアがあります。コンフォートゾーンとは、リラックスした状態でありのままの自分でいられる空間や人間関係などのことを言います。引きこもりの場合、その人のコンフォートゾーンは自分の部屋だけです。コンフォートゾーンの外から出ようとすると、居心地が悪かったり、不安になり、最悪パニックを起こします。

 他の例で言えば、普段は問題なく弾けるピアノの曲も発表会当日は頭が真っ白になり、ミスを連発するのと同じです。自分の家のピアノや先生の家のピアノはコンフォートゾーンの中にあるので問題なく曲の演奏が出来ます。しかし、普段慣れていない広い会場で、多くの人の前で演奏するとなると途端に緊張感からいつもの100分の1ほどのパフォーマンスしか発揮できません。これもコンフォートゾーンから大きく離れた結果と言えます。コンフォートゾーンは、現状維持や平均回帰の別の表現であると言えます。

 

 ゴールを設定するときに、無意識のうちに「自分なんかがこんな大それた目標を達成出来るわけがない」「自分にはあまりに難しすぎるし自信がない」「身の丈にあった身近なゴールじゃないと悪い気がする」「能力も実績も技術もないからダメに決まっている」と言った不安や思考が横槍を入れてくることがあります。

 これは、コンフォートゾーンから遠く離れたゴールを設定しているため、本能のレベルで拒否反応を起こしているためです。つまり、過去からの蓄積の古い自分が現状に戻ろうと創造的回避を起こしてしまっているために、無意識のうちに慌てて現状を維持したほうが良い理由をたくさん思いついてしまいます。

 

 初めのうちは、不安はつきものです。不安とは、現状を変えようと頑張っている証拠でもあります。古い蓄積の記憶が、未来記憶の世界のあなたをかつての平均、コンフォートゾーン、現状に縛りつけようと躍起になります。ですが、ただただルールに従ってゴールを設定するだけなのでよくよく考えてみれば不安になっていることの方が不思議ではありませんか?大きなゴールをイメージをする、それを文字にすることの何がいけないのでしょうか。法を犯している訳でもありませんし、誰かを傷つけている訳でもありません。もちろん、誰かに叱られている訳でもありませんし、批判や非難をしている人だって周りには一人もいません。ただ、古い記憶のあなたが新しい記憶のあなたを引きずり下ろそうと足を引っ張っているにすぎません。

 最後は、自分対自分です。勝敗を決めるのも、決着を決めるのも唯一、この世でただ一人しかいないレフリーであるあなた次第です。

 

まとめ:知識や能力はinvent on the way の原理であとで勝手に身につく。とにかく不安になるくらい大きな目標を立てよう!

 

その10 自分のゴールを他人のゴールと比較しない

 

 こんなことありませんか?

 

「彼は世界チャンピオンになって、本当に立派だなぁ。俺なんて彼みたいにはなれないよ」

「悔しい、あいつあんなに出世しやがって!」

「ふん、安倍総理め、偉そうに英語なんかでスピーチなんてして。俺の方がよっぽど発音はいいぞ!」

 

 これらはどれも分かりやすく言えば、相手がゴール達成に向けて行動している姿と自分のゴール達成状況を比較して、負けたと感じていると言い換えられます。例えば、大学同期だった知り合いが5年ほど外資系で勤めていたとして、自分は今年ようやく英会話スクールに入ったとします。知り合いは現地の人や上司と日々英語で談笑しているので英会話力が高いです。

 一方で、自分は英会話スクールに通い始めたところなのでまだまだです。知り合いが見事に初対面のアメリカ人と仲良くなる姿をみて、どう思うでしょうか。「悔しい」「羨ましい」「大学の時はほとんど変わらなかったのになんで」などネガティブな感情が出て来るかも知れません。これは言い換えると、エフィカシーが低いためにそのような思考に陥っていると言えます。

 

 エフィカシーとは、自分のゴール達成能力の自己評価のことです。この評価が低いと、他人を批判したり、非難したり、悪口を言って自分の精神の安定を取り戻そうとします。ネットのアンチコメントも基本的にはエフィカシーの低さからくるものであると言えます。実は、社長であってもエフィカシーが低いと同じように人格攻撃をすることがあります。仮に自己評価が高かったとしてもエフィカシーが低ければ、仕事のパフォーマンスなどに悪い影響を与えるということです。

 では、どうすれば他人の言動に左右されることなく自分のエフィカシーを高く維持できるのでしょうか。それは簡単です。自分のゴール、達成速度、達成期間などを他人と比較しないということです。そもそも、自分のゴールを達成能力と他人のゴールの達成能力はなんの関係もありません。自分が他人よりも先に進んでいるから偉いということはありませんし、自分が誰かよりも遅れを取っているからといって劣っている訳ではありません。

 

 皆ゴールは違うはずなのになぜ競争が成り立つのでしょうか。フードファイターとピアニストが自分の得意分野で競っているようなものです。分野が違いすぎて全く意味がありません。先ほどの大学同期の例で言えば、知り合いのゴールはもしかしたら外資系の企業でのし上がって、社長になるというゴールかも知れません。

 一方で自分のゴールは、海外の貧しい人たちに希望を持たせられるような活動をしたいのかもしれません。ゴールが全く違うので、英会話の力量に差があるからと言ってゴールが達成できないかどうかは一切関係ありません。自分で決めたゴールは自分にしか達成できない訳ですから自信を持ってこう言ってください。

 

 「私が設定したゴールは非常に自分らしく、世界中でただ自分だけが達成できる。他人のゴールもこれはこれで素晴らしい、だから心から応援ができる。それと同じくらい、自分のゴールは素晴らしく、自分には無限のゴール達成能力があることを心から理解している。毎日加速的に達成に近づいているのを実感できて非常に誇らしい。」

 

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